2020/02/11

Innovation Champions Award (イノベーション・チャンピオンズ・アワード) 2020

フリードヘルム・ロー・グループは、「ONCITE」で、イノベーション賞を受賞

フリードヘルム・ロー・グループは、「Innovation Champions Award (イノベーション・チャンピオンズ・アワード) 2020」で、1位を獲得しました。表彰されたソリューション「ONCITE」は、生産データを将来的な産業に生かすことのできる初のリアルタイム、データ主権、そして AI ベースのエッジクラウドデータセンターです。この賞は、ドイツで最も革新的な企業に、WirtschaftsWoche (ドイツの経済誌)、Universität St. Gallen (ザンクトガレン大学)、Akademie Deutscher Weltmarktführer (ADWM) (ドイツグローバルマーケットリーダーアカデミー) によって授与されます。


「ONCITE」のイノベーション・アワードは、1月 29日に、Schwäbisch Hall (シュヴェービッシュ・ハル) で開催された「Gipfeltreffen der Weltmarktführer (ワールドマーケットリーダーズサミット) 2020」で、政界や経済界からの代表者の前で授与されました。「All in One Edge (オールインワンエッジ)」ソリューションは、「ドイツ産業の灯台」として、テクノロジーイノベーションのカテゴリーで、1位を獲得しました。フリードヘルム・ロー・グループの German Edge Cloud のマネージングディレクター、Dr. Sebastian Ritz (Dr. セバスティアン・リッツ) は、「私たちの開発がこのような定評のある環境で認められたことを非常に誇りに思っています」と喜びを表し、さらに続けて、 「審査員の投票は、お客様からの次のフィードバックを裏付けています。生産のデジタルによる最適化、生産からのデータによる付加価値、データ主権によるノウハウの保護は、ドイツの産業界全体にとって将来に向けての緊急問題です。」


イノベーション力を上げるサミット


約 500人の参加者を擁する、Peter Altmaier (ペーター・アルトマイヤー) 連邦経済エネルギー大臣の後援による「Gipfeltreffen der Weltmarktführer (ワールドマーケットリーダーズサミット) 」は、現在および潜在的ワールドマーケットリーダーと政治的意思決定者のためのドイツにおける最大の会合の1つです。それは、イノベーション力でドイツの中小企業の未来を確かなものにする企業に焦点を当てます。


この賞の審査員には、WirtschaftsWoche (ドイツの経済誌) の編集長である Beat Balzli (ビート・バルズリ)、元バーデン=ヴュルテンベルク州の経済大臣の Dr. Walter Döring (Dr. ワルター・デーリング)、Universität St. Gallen (ザンクトガレン大学) の Prof. Dr. Christoph Müller (Prof. Dr. クリストフ・ミュラー)、また Schunk (シュンク)、DATEV (ダテフ)、Würth Gruppe (ウルト・グループ) などの企業の役員などの経済の専門家が含まれます。


賞を授けられたソリューション:データ主権を備えたデジタルによる付加価値


ONCITE は、リアルタイム対応でデータ主権のインダストリー 4.0 アプリケーションシナリオ向けターンキー型エッジクラウドデータセンターです。それはデータをほぼリアルタイムで製造現場 (「オンプレミス」) にて保存および処理し、人工知能 (AI) ベースの分析のためにデータを調和させます。


これにより、企業は最短の準備期間で生産設備をデジタル的に最適化し、データを利用して付加価値を高め、またそのデータのさらなる利用を可能にすることができます。ユーザーはデータに対する完全な主権を保持し、誰がどのデータにアクセスでき、どのプラットフォームとパブリッククラウドを介してパートナーとネットワークを構築するかを自分で決めることができます。


このソリューションは、リタール、iNNOVO Cloud、German Edge Cloud、および IoTOS (フリードヘルム・ロー・グループの 4社) が Bosch Connected Industry (ボッシュ コネクテッド インダストリー) および Fraunhofer Gesellschaft (フラウンホーファー研究機構) と緊密に協力して開発しました。


産業界から産業界のために


フリードヘルム・ロー・グループは、ONCITE によって、「ドイツの産業界からドイツの産業界のため」のソリューションを開発しました。また、このイノベーションは、連邦経済エネルギー省および産業界が国際競争における欧州経済の強化を目指したいと考えているデジタル大規模プロジェクト GAIA-X をも推進しています。


リタールは 1961年にエンクロージャーのイノベーションで始まりましたが、フリードヘルム・ロー・グループは現在、各種盤製作におけるバリューチェーン、市場をリードする IT ラック、モジュール式データセンター、エッジおよびハイパースケールコンピューティングソリューション、さらに ONCITE などによって、デジタルの未来に向けて、様々な分野のお客様をサポートしています。


「ONCITE は、特に製造業が現在抱えている本質的な問題に対する答えです。しかし、他の業界、例えば、健康分野あるいは Smart Living (スマートリビング) においても、これまで以上に大量のデータを安全に保存、セレクト、また付加価値を高めながら処理する必要があります。ここに ONCITE と GAIA-X のさらなるポテンシャルがあります」と Dr. Ritz (Dr. リッツ) は説明しています。