リタールは持続可能な未来に向けた取り組みの一環として、省エネ制御盤用クーラー「Blue e+」「Blue e+ S」シリーズに、ノンフロンタイプ(冷媒 R-1234yf)を新たにラインアップしました。
冷媒 R-1234yfは日本市場においては、自動車用空調システムや日本のエンクロージャーの温度管理ですでに採用され、広く浸透しています。
一方、欧州では近年、温室効果ガス削減を目的としたFガス規制の強化が進んでおり、冷媒の地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)を大幅に低減した冷却ソリューションへの移行が急務となっています。EU諸国では、2027年1月1日以降、GWP値150未満の製品に制限される見通しです。
こうした欧州規制の本格化と、日本をはじめとする先行市場での成熟したノンフロン運用実績を背景に、リタールはグローバルでのFガス規制に準拠したノンフロン冷媒R-1234yf(GWP 0.5)への迅速な切り替えを進めています。
※GWPはCO₂を基準値1として温暖化への影響度を示す指標であり、国際的な気候政策の基盤として用いられています。GWP 0.5は、ほぼCO₂と同等の極めて低い値を実現しています。
■ 盤用ノンフロンクーラー Blue e+ / Blue e+ S
省エネルギー性能と高い冷却能力で定評のある「Blue e+」「Blue e+ S」シリーズの特長を継承しながら、環境負荷を低減したフロン排出抑制法対象外のノンフロン制御盤用クーラーです。
主な特長
■冷媒R-1234yf 採用で地球温暖化係数は0.5:
フロン排出抑制法対象の冷媒を使用しない設計により、環境規制への対応と、製造現場における長期的な安心運用を両立
■業界初のハイブリッド冷却技術:
従来のインバーター制御によるコンプレッサー冷却に加え、ヒートパイプ冷却回路を併設。周囲温度>盤内温度時はクーラー、周囲温度<盤内温度時は空冷式熱交換器として稼働し、最大75%の省エネ(当社比)を実現
■フィルタレス:
独自技術のRiNanoコーティングを実施。フィルタ設置・交換が不要でメンテナンスコストと作業負荷を大幅に削減 ※環境条件により各種フィルタアクセサリーを使用することも可能です。
■ノンドレン方式:
ドレン蒸発器内蔵で、わずらわしいドレン水処理が不要 ※制御盤の密閉性が不足している場合は、ドレン水処理が必要になる場合があります。
■ネットワーク:
近距離無線通信(NFC)経由でScan & Serviceアプリによる迅速なパラメータ設定・変更および診断。IoTインターフェースを介したリモートモニタリング
■国際規格に適合:
国際認証を各種取得。世界中で使用可能なマルチ電圧に対応しており、国内外のさまざまな設備・用途で使用可能
リタールは、グローバルで年間200,000台以上の制御盤用クーラーを製造しており、自動車をはじめ、工作機械、食品、半導体、インフラなど、さまざまな業界で使われています。リタールノンフロン盤用クーラーは、環境配慮・省エネルギー・低メンテナンスを同時に実現でき、制御盤の安定稼働とトータルコスト削減に貢献します。 鋼板製、ステンレス製、屋外仕様、耐振型、耐環境仕様の製品をご用意しております。