複雑な製造プロセスを実現するために、敏感でますます高性能な機器類がエンクロージャー内に組み込まれますが、それらの寿命にとって重要なことが適切な温度管理です。
しかし、どの温度管理の方法がお客様の設備に最も適しているでしょうか?
水冷式熱交換器を使用する液冷式でしょうか、あるいはクーリングユニットや周囲の空気を使用する冷却方式でしょうか?または、エンクロージャーヒーターを必要としているでしょうか?お客様の設備に適したエネルギー効率の高い温度管理ソリューションを見つけるには、多くの側面を考慮する必要があります。そのため、全体的な視点が必要です。お客様の設備がある周囲の状況を見てみましょう。湿っていますか?ほこりが多いですか?熱いですか?そして、どのくらいの冷却能力を必要としていますか?
もちろん、設置方法 (自立型または統合型)、放熱方法 (自然的または強制的)、あるいは許容騒音レベルなどの要因も考慮に入れる必要があります。
ご存知でしたか...?
...適切な温度管理製品を使用することで、エンクロージャー内の機器類の寿命を大幅に延ばすことができることを?
エンクロージャー内の実装密度が高くなると、エンクロージャー内の損失電力が大幅に増加する可能性があります。
経験則:使用温度が 10°C 上昇すると、寿命が半分に短縮され、故障率が2倍になります。
現場調査
現地調査の一環として、リタールは約 400 の設備を調査し、温度管理ソリューションが通常どのように産業現場において設置されているかを調べました。その際、適切なツールを使用した最適なプランニングによって回避できた可能性のある多くのミスが明らかになりました。
効率的な温度管理ソリューションで、エネルギー消費を最小限に抑えながら最適な能力をを発揮させるには、温度管理システムを正しくプランニングする必要があります。
典型的な不手際による不適切な温度管理:
- 設備の 64 % で、熱を出す機器類が温度管理ユニットの吹出口と吸込口の間の気流に入っていませんでした
- 調べたユニットの 50 % が、使用率 20 % 以下でした
- 設備の 93 % で、的確な冷気ガイドが、なされていません / 設置されていませんでした
- ユニットの 40 % は、フィルターマットがひどく汚れていて、メンテナンスが十分になされていませんでした
- 設備の 18 % で、温度管理ユニットの吹出口または吸込口の前に障害物がありました
- 設備の 19 % で、ショートサーキット (気流短絡) が起きていました
周囲の状況に応じた温度管理方式の概要
それぞれの機能を特徴とする多種多様の方式は、用途に合う温度管理を実現します。
熱負荷を経済的に外部へ放出するには、外気冷却方式のユニットが最適です。ご使用に際しては、周囲の空気が比較的きれいであることと、その気温が希望するエンクロージャー内温度よりも低いことが前提となります。
前提:
- 周囲の空気が比較的きれいであること
- 周囲の温度が、エンクロージャー内設定温度を下回っていること
特徴:
- エネルギー利用が特に効率的
- コストが低く、短時間で取り付け可能
- 配管などの追加設備が不要
クーリングユニットを使用すると、周囲温度に関係なく、エンクロージャー内温度を一定のレベルに保つことができます。空気の流れは、個々の要件を満たします。二つの離壁された回路により、ほこりがエンクロージャー内に入り込むことはありません。
前提:
- 空気が暖かく、ほこりが多く含まれている環境に最適
- 周囲の温度が、エンクロージャー内設定温度と同じ、あるいは上回っていること
特徴:
- 二つの離壁された回路が、エンクロージャー内へのほこりの侵入を防ぐ
- 周囲温度に関係なく、エンクロージャー内温度が一定のレベルに保たれる
- 革新的な Blue e+ クーリングユニットシリーズは、ワンランク上の効率的なエネルギー利用を実現
Efficient liquid cooling is used wherever a high cooling load is required – for example, in process and machine cooling or if using air/water heat exchangers to dissipate heat losses from enclosures. Spatial separation between cooling production and process cooling can be achieved with liquid cooling systems.
Requirements:
- Also suitable for use in corrosive or oily ambient air
- Ambient temperature can be higher or lower than the temperature inside the enclosure
- A supply of cooling water must be ensured at the installation site
Benefits:
- Exceptional temperature accuracy (constant water temperature)
- Can cool both enclosures and machine tools
- Suitable even for extremely high ambient temperatures
- The heat exchanger and chiller can easily be kept separate, so no waste heat is generated in the room
Condensation poses a particular risk for control electronics, especially with outdoor siting. Having a range of output categories ensures the correct thermal output is always available.
Requirements:
- No requirements relating to the ambient air/temperature outside the enclosure
Benefits:
- Distributes warm internal air evenly
- Avoids subnormal temperatures in switchgear
- Preventing condensation protects against corrosion
Superbly coordinated components tailor the climate control components perfectly to your specific requirements – from targeted air routing and precise control of equipment to the appropriate consumables.
Benefits:
- Monitoring, control and individual air routing can further increase the efficiency and reliability of climate control components
How can you reduce your carbon footprint and save hard cash?
Using energy-efficient enclosure and process climate control solutions can help. In many cases, it’s worth replacing older equipment with new, energy-efficient solutions.
Significant savings can be achieved in terms of both maintenance costs and energy consumption. As a result, the latest climate control solutions will definitely not be affected by the next stage of the EU regulation on fluorinated greenhouse gases and associated requirements.
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